白髪になる要因は実に様々。老化やストレス、生活習慣、遺伝などによって白髪になると言われています。そしてその生え方もまた人それです。
じわじわと「あれ?いつのまに!」と思う程目立たないスピードだったり、ある日気付いたら結構な範囲で白髪がドサッと育っていたり、環境に応じて白髪が進行してしまいます。
髪の毛は毛根にあるメラノサイトと呼ばれる場所でメラニン色素が生成されて髪の毛に色を付けているのですが、このメラノサイトが正常に働かなくなってしまうと白髪となってしまうのです。
ここでは、そんなメラノサイトを促す食べ物で白髪を改善する方法、理由をご紹介していきます。
白髪に効果のある食べ物たち
世の中では科学的な検証がされている物・されていない物に関わらず「この食べ物が白髪に効果がある!」と広く知れ渡っている食べ物を見てみましょう。
- チーズ
- バナナ
- モロヘイヤ
- サバ
- ウナギ
- ゴマ
- レバー
中には「ん?これって白髪にいいの??」と思う食品もありますが、詳しく見てみると含まれている成分が体内で働いた結果、白髪の減少や予防に効果的だったりします。
血行が良くなったり新陳代謝が促進されると結果的に白髪の予防や減少に繋がるので、白髪に効果のある食べ物は基本的に身体にも良い働きを行う為、その数は数えきれないほど存在している事になります。
要は「何を食べるか」ではなく「何が含まれている物を食べるか」が重要なのですね。
では白髪の為に特に摂取するべき成分を見ていきましょう。
タンパク質・チロシン・ヨードが大切
メラノサイトは歳を重ねるにつれて働きが低下します。これは人間だれしも避けられない事実です。しかしもう1つ言える事として「栄養バランスが偏ると正常に働かなくなる」という事が言えます。こちらは自分の意識次第で悪化もすれば改善もしますので、良い方向に向ける事ができればメラノサイトの働きを一定に保つ事が可能です。
メラノサイトが正常に働けば発育に大いに力を発揮してくれるので白髪で悩む事が無くなるかもしれません。
日ごろからできる対策として食生活の改善は有効な手段です。
白髪の改善に良い成分としてたんぱく質・チロシン・ヨードがあげられます。
この3つはそれぞれどのような働きがあり、どのような食べ物を摂取する事で白髪の改善に効果があるのでしょうか?
~タンパク質~
タンパク質は髪の毛を作り出す中心的な成分です。これは白髪防止・対策だけではなく、体の働き全てをサポートする重要な成分です。
タンパク質は体内の主だった箇所から消費されていきます。
結果的に髪や爪は後回しにされるので、摂取量が少なければ髪には回ってきません。
その為、良質なたんぱく質を積極的に摂取する事が必要です。
<含まれている食べ物>
・ささみ
・牛ヒレ肉
・砂肝
・サバ
・サケ
・卵
※タンパク質には「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」の2種類がありますが、白髪には“どちらか一方が効く”という訳ではありません。
この2つをバランスよく摂取する事が重要となります。
~チロシン~
神経系の働きに大きな力を発揮するチロシンですがメラニンを作り出す際の原料ともなります。
適量を摂取していれば肌を守るなど体にとって良い働きがありますが、過剰に摂取してしまうとシミ・そばかすが増えたり精神面にも影響を及ぼします。
髪の毛に関しては摂取量が少ないと白髪が増える事となります。
<含まれている食べ物>
・チーズ
・大豆
・豆腐
・納豆
※チロシンは体内でも作り出す事ができる成分なので、摂取量が少ないと思っていても意外と摂取できていたりします。あまり目くじらを立ててまで摂取する必要はありません。
むしろ白髪の対策としては“摂取量”よりも“摂取する時間”が重要だと言われています。
チロシンが働きを開始するのは体に入ってから約2時間後。
その為、睡眠の約2時間前にチロシンを含む食べ物を摂取すると寝ている間にしっかりと働いてくれるので髪が白髪になるのを防いでくれます。
~ヨード~
ヨウ素と呼ばれる成分で人の体に必要不可欠なミネラル成分の内の1つです。
このヨードはたんぱく質の働きを活発にしてくれるので髪の毛の生え替わりのサイクルをより正常に保ちます。
健康な黒い髪の毛が生え続けていれば白髪の生える隙がありません。
髪には良い成分だと広く知られている為、意識して摂取している人が多いですが過剰摂取が続くと体調に問題が出る事があります。
<含まれている食べ物>
・昆布
・わかめ
・のり
・いわし
・ひじき
※ヨードは体内で作る事のできない成分です。その為ヨードを意図的に含ませた食品が作り出されています。最も分かりやすい例に「ヨード卵」があります。
今はどこのスーパーでも目にする事ができるのではないでしょうか?
一般的な卵にはヨードは全く含まれていませんが、ヨード卵には1個当たり0.6mgのヨードが含まれています。1日に複数個のヨード卵を食べる人と比べると栄養価に大きな違いが出てきます。
摂取量の事もありますのですべてを1度に摂取するのではなく、日替わりや少量を加えるなどして使いましょう。
白髪に効果があるのは豆類・肉・魚
上記で白髪に効果的な食べ物を成分別に見て見ましたが、豆類や肉・魚が中心に名を連ねています。
これらは昔の食生活では頻繁に食べられていた物ばかりです。
今の時代はこれらの食品を多く使う和食よりも洋食が多く食べられています。
食生活の見直しを行って、少しでも長く「黒髪」を維持したいものです。
かと言って1つの食材だけを食べ続けるなどの偏った食生活をしてしまうと逆に白髪が増える原因となります。
1日に必要なカロリーや品目を考えながらバランスよく豆類・肉・魚を食べる事が白髪を減らす為の近道と言えます。
白髪に良い食べ物は手軽に摂取できる物が多い
白髪に良いと言われる食べ物は身近にある物や手に入れやすい物も多いです。
例えば「ゴマ」です。
1袋購入すると使い切るまでにかなり長い期間を要していませんか?
日常の料理に振りかけたり混ぜ込んだりして使う回数を増やすと髪への栄養となります。
次に「チーズ」です。
チーズには色々な種類や形があります。
1口サイズのチーズを朝食に1個プラスして食べるだけでもいいんです。
「納豆」も好きな人は毎日食べる人がいますよね?
高価なお肉を毎日食べたり、季節ものの食材を無理に取り入れる事は必要ありません。身近にある食べ物をちょこちょこと少量続ける事こそ髪を白髪から守る行為になっていきます。
白髪と食べ物の関係性
今まで見てきた通り、白髪と食べ物には密接な関係があります。
人は食べた物で造られる。
誰が言った言葉かは忘れてしまいましたが「確かにその通りだ。」と感じる言葉です。
ダイエットをする時
・○○ダイエットが痩せやすい。
・○○を制限したら良い。
・○○だけを食べ続けるのが良い。
筋肉を付けたい時も同様に
・○○が良質の筋肉を作る。
・○○を食べ続けると良い。
何か行動を起こす時、人は制限を設けて突き進む事が多々あります。
しかしそれは摂取する品目を減らしてしまい、本来体に入るべき成分が十分に行き渡らない事に繋がります。
食べ物が変わると髪質の変化や白髪の増加を引き起こします。
例えダイエットに成功しても、筋肉モリモリのマッチョマンになれたとしても「白髪がわんさかある姿」では結果的に意味は無いのではないでしょうか?
規則正しい食生活こそが白髪の防止や白髪を作り出す事を阻止する1番の方法だと言えます。
きっと白髪と食べ物は切っても切れない糸で繋がっているのです。
★できてしまった白髪をどうにかしたい!
これから白髪が増えたらどうしよう?
今現在生えている白髪をどうするのか、これから生えるかもしれない白髪を予防するにはどうするのか、これらはすべて“自分が何を食べるか”でどうにかできる事です
白髪に効果のある食べ物を継続して摂取する事で元の黒髪を取り戻しましょう。
だからと言って嫌いな食べ物や苦手な食べ物を「食べなくてはいけない」と思いながら食べるのもあまりよくありません
食べられる物や好きな物を中心に楽しく白髪の改善に努めてみましょう。